.MOVファイルをFlvファイルに変換したときに、画質をしっかりと保持する
what
以前、.MOVファイルをFlvファイルに変換した時に、画質がえらい落ちたので、落ちないようにする。
ただ、エンコーダの使い方を間違っただけのような気もするけど・・。ちゃんと記録する。
現状把握
「真空波動研」を使って詳細をみてみます。
「真空波動研SuperLite」のページは移転いたしました
- .MOVの詳細
[hoge.mov] 720×480 24Bit AVC/H.264 29.97fps 7647f 3965.38kb/s signed/two's complement(Little) 48.00kHz 16Bit 2ch 384.00kb/s Apple Quick Time [Quick Time] 00:04:15.155 (255.155sec) / 175,581399Bytes
変換要求
・動画の種類を .mov から .flv にする。
・動画のサイズを、525px × 350px にする。
・画質をなるべく落とさないように変換する。
元の動画のことをよく知る
そもそも、動画に関する知識が少なすぎるので、元の動画を分析してみよう。
まずは、1行目の
720×480 24Bit AVC/H.264 29.97fps 7647f 3965.38kb/s
を見てみよう。
映像部分ぽいことはなんとなくわかりますので、もっと詳細。
720×480
これは、動画のサイズですね。
720px × 480px
29.97fps
FPSはFreme Per Secondの略。フレームレート。
1秒間に何枚の画像を表示しているかを示す。
多いほど動画がなめらかってことですね。
フレームレート - Wikipedia
FPSとは - はてなキーワード
しかし、なんで .97 とか中途半端な数字なんでしょうね・・・というのは次のページに書いてありました。
動画のフレーム数について。主に、DVDでは29.976fps、TVでは23.976fpsとい... - Yahoo!知恵袋
7647f
フレーム数 7647枚の画像を使ってるってことですね。
動画の再生秒数が、255.155secで、
フレームレートが29.97fps。
29.97 × 255.155 = 7646.99535
signed/two's complement(Little)
こちらに
MOVフィルの再生方法 - ビデオカメラ 解決済み| 【OKWAVE】
>音声がWAVの場合、中身がPCMはなく、signed/two's complementのBig EndianやLittle Endianの場合は、QuickTime Alternativeの導入が必要になります。
と書いてある。QuickTime Alternativeがインストールされていないと再生できない形式のようですね・・・。
http://cowscorpion.com/Codec/QuickTimeAlternative.html
>QuickTime Alternative は QuickTimeファイル(.mov .qt)をQuickTimeプレイヤーをインストールする必要なく再生することができるコーデックとブラウザのプラグイン、Media Playe Clasic のインストールパッケージです。
だそうです。
16Bit
>サンプリングしたそれぞれのデータの電気信号レベルを分割して数値化することを量子化(Quantization)と言い、ビット(bit)という単位で表します。
上記のページの言葉を借りると、
つまり、1秒間を48,000に分割して数値に変換し、それぞれの電気信号レベルをを65,536段階で記録していることになります。
2ch
ステレオってことですね。
384.00kb/s
映像と同じく、通信速度。1秒間に何千バイトのデータを送れるかを表す値。
Apple Quick Time
再生できるソフトウエアってことですかね。
[Quick Time] 00:04:15.155 (255.155sec) / 175,581399Bytes
再生時間と、ファイルサイズ
ということで、調べてみるといろいろと分かりました。
ようするに、それぞれに数字をなるべく落とさないようにすればよいわけですね。
エンコードするソフトを選ぶ
「mov flv 変換」でググったら色々と出てきました。とりあえず、使ってみますか。
- 「QTConverter」
窓の杜 - 【NEWS】3GP/3G2/MPEG-4/MOV/AVI形式などの動画を相互変換できる「QTConverter」
音声のデータレートが選択式になっていますが、その他はいろいろとカスタマイズして変換できるので、良い感じです。
なにより、インストールが超簡単なのと、操作性がシンプルでよいという事がすばらしいです。
変換後の状態
「QTConverter」でいろいろ設定して、変換した結果です。
大きく変化のあるところだけ見てみます。
[hoge.flv] 525×350 On2 VP6 29.97fps 3965.00kb/s MPEG1-Layer? 44.10kHz 256.00kb/s CBR Stereo [Flash Video] 00:04:15.155 (255.155sec) / 72,988,864Bytes
bitの表示がないのですが・・・なぜ・・。
音声のサンプリング周波数が若干落ちてますが、音は全然問題ありません。
ただ、映像が小さくなったせいか、映像が動くごくときに、少し線が目立つようになりました。
なんか、小さい箱に、いろいろ詰め込み過ぎてる感があります・・・今日はここまでなので、
明日以降別途解決します。
On2 VP6
TrueMotion VP6(トゥルーモーション ブイピーシックス)は米国On2テクノロジー社が開発したビデオコーデック。
Macromedia Flash 8でFlash Videoのコーデックの一つとして新たに採用されている。なお、実際にFlash内に組み込むにはFlash Professional 8またはFlex 2以降が必要になる。
その他知っておいた方がいいこと
- コーデック
そもそも、swfファイルなどは、箱のようなものであり、
「ビデオデータ(映像部分)」と「オーディオデータ(音声部分)」をそこに入れるイメージだと思う。
映像部分や音声部分にはさまざまな種類があり、
それらの組み合わせで動画ファイルができるのだ。
- .mov
QuickTimeの動画フォーマット。
QuickTime - Wikipedia
- .flv
Flash Video(フラッシュ ビデオ)。アドビシステムズが開発している動画ファイルフォーマット
Flash Video - Wikipedia