TCP/IPとインタフェースの設定

参考(以下引用)
http://www.glasscom.com/tone/linux/SysManage/network.htm

設定方法

TCP/IPプロトコルの設定方法は次の二つ。

  • DHCPを使う
  • 手動で設定

TCP/IPプロトコル関連の設定は/etc/rc.d/init.d/networkで行う。

主な設定ファイル

RedHat Linuxでは次のファイルにTCP/IPプロトコルに関連する設定情報が格納されている。


/etc/sysconfig/network


ネットワーク設定のなかでマシン全体に関する項目の設定。

ネットワークを使うか否か,ホスト名,デフォルトゲートウェイアドレス,ルーティングするか否か,など。


/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0


ネットワークインタフェース(eth0)に関する設定。

IPアドレス,ネットマスク,など。

DHCPを使うか否かは,ここで設定する。


/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-lo


ループバックインタフェース(lo)に関する設定。


/etc/dhcpc/hostinfo-eth0


DHCPクライアントがDHCPサーバから入手した設定情報。

IPプロトコルに関するもの。

/etc/dhcpc/resolv.conf


DHCPクライアントがDHCPサーバから入手した設定情報。

DNSに関するもの。


/etc/host


名前をIPアドレスに変換する。自分のホスト名も記録する。


/etc/HOSTNAME

起動時に自分のホスト名が格納される。

/etc/resolv.conf


DNSサーバに関する設定。 

DNSクライアントとして動作するときに必要。

DHCPを使う場合は,/etc/dhcpc/resolv.confからコピーされる。


/etc/inetd.conf


inetdが起動するデーモンを登録する。

不要なデーモンを無効にする際に,この設定ファイルを変更する。


/etc/services


アプリケーションレベルのプロトコルのポート番号が登録されている。

特殊な目的でポート番号を変更する場合以外は,このファイルを変更してはいけない。


/etc/protocols

プトロコルの番号が登録されている。このファイルを変更してはいけない。

上記の設定ファイルはTCP/IPプロトコルに関する基本的なネットワークの設定に関するものだけ。

デーモンプログラム(各種サーバ)の設定ファイルなども含めると設定ファイルはこれ以外にも多数ある。

主なコマンド


ifconfig


ネットワークインタフェースの設定状況を表示したり,設定を変更する。

ここで変更した設定は,シャットダウンすると消える。

netstat


ネットワークの稼動状態を表示する。

route


ルーティングテーブルの状態を表示したり,ルーティングテーブルの設定内容を変更する。

arp

arpキャッシュの内容を表示したり,内容を変更する。


ping


icmp echoパケットを送り,その受信を待つ。

telnet


リモートマシンにログインする。

ftp


ファイル転送。

nslookup


DNSサーバに問合せを送り,DNSの設定状況を調べる。

rcp


リモートマシンとの間でファイルをコピーする。

rsh


リモートマシンにコマンドを送り,リモートマシンで実行する。

traceroute


パケットを運ぶ途中の経路に関する状況を調べる。